Junketsu no Maria 01  (6)

【アニメ】レビュー『純潔のマリア』谷口監督の復帰作は中世のプロ市民!

しばらく監督業から引いていた同監督の復帰作
主人公は魔女!!

『純潔のマリア』は『もやしもん』の石川雅之原作で、監督・谷口悟朗、脚本・倉田英之、キャラクターデザイン・千羽由利子という陣容でアニメ化されました。しばらく監督業から引いていた谷口監督の、監督復帰作です。

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『純潔のマリア』の舞台は英仏100年戦争の末期。極端に簡単にまとめると100年戦争というのはイギリスとフランスの国境線が決まった戦争です。作中のセリフから、おそらく100年戦争の最終局面である1450年初頭と思われます。

主人公の魔女・マリア(以下「マリア」とした場合は魔女・マリアを指す)は、森の中で薬草などを調合し、薬を作っている実在のウィッチドクターとしての側面と、使い魔を使い空を飛ぶファンタジーの魔女としてのキャラクター性を併せ持っています。

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マリアはサキュバスに軍の指揮官の精を搾り取らせてやる気をなくさせたり、自ら戦場に出かけては戦闘の邪魔をするといういわば「プロ市民」的な魔女です。アニメ2話で大天使ミカエルが指摘したように、自己満足のための偽善的行為を繰り返しているわけです。それは原作でも何度も指摘されているところで、ですからこの作品のテーマは実のところ「反戦平和」ではありません(かといって戦争礼賛でもありませんけど)。

マリアの行為は周囲から否定的に見られながらも、「放っておけない」という感じでついつい助けてしまう周囲の人々(や魔女など)を巻き込んでいきます。

ところでアニメでは、村娘・アンの父親の従軍と、わりとグダグダな中世の歩兵戦、傭兵の存在などといったオリジナルシーンが加えられました。この戦闘シーンや、敵兵を人質にとって金を稼ぐ傭兵などはチーフリサーチャーの白土晴一氏による考証が大きいようです。白土氏は公式サイトでも「なぜなに中世事情」という豆知識コーナーを持っています。

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さて、アニメ2話にもちらっと登場したのが北欧神話のヴァルキリー。つまり、この作品は天使が登場し、姿は見せないながらヤハウェの存在もあるものの、北欧神話の神々も併存しているというキリスト教的な一神教世界とは一線を画した世界設定です。これは多神教的世界で生きる日本人ならではの世界観だと思います。

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主人公・マリアのCVは金元寿子さん。原作のちょっと険があるマリアよりかわいくデザインされたアニメ版マリアにはぴったりです。そして、イングランドの魔女・ビブには能登麻美子さん。ビブは後半重要なキャラクターで、あんな事やこんなことを能登声で言ってくれるかと思うと楽しみです。

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3巻できれいにまとまって完結した原作そのままの完結に向かうのか、それともオリジナル要素をさらに加えてくるのか、谷口監督であれば何か仕掛けてくるのではないかなと思っています。


<この記事への反応>

千羽さんってプラネテスの時に名前知った

 

千羽由利子と言えばTo Heartだろ

 

また頭の悪いスレタイつけたもんだ、と思ったら元の記事がそうなのか(´・ω・`)

 

プロ市民は戦場に行かないからw
平和な場所で平和を訴えるのが仕事だからな。

 

プロ市民は反戦をかたる反日だから、一応純粋な反戦のマリアとは別物だろ

 

もうすでに、原作からはずいぶんと離れた内容になっとる。

 

面白いんだけど今後オリジナルの部分がどうなって行くかだね…

 

毎回戦争らめぇと処女処女言って30分が終わる

 

今回処女言ってないぞ

 


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